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実家を処分して、
将来的には施設に入りたい。

平均寿命が延び、人生の1/3は定年後の人生となりました。職業選択における実家との距離は昔ほど考慮されにくくなっていますし、転職は当たり前のような時代になりました。
そのため「定年後は、家でのんびり年金生活を送る」という夢の実現は、核家族化や介護、経済的な理由で難しいのが現状です。定年後の時間は、約30年間。その長い時間のなかではさまざまな問題が起こり得るため、のんびりと暮らすには長すぎるのかもしれません。

近年、施設に入る高齢者が増えています。将来実家を処分して施設に入ることを考えている方も多いと思いますが、施設の種類は豊富にあるため、何を基準にして、どのように決めればいいのか悩ましいところです。
最大の問題は、入居費用です。役所に頼らずご自身で探す老人ホームの場合、月々の支払いは厚生年金をすべて充てても足りません。特に国民年金だけの方は、毎月かなりの出費を覚悟する必要があります。そのため、実家をどのように処分して不足金額を用意するかは、極めて重要な問題です。「できれば子どもに迷惑をかけたくない…」などあれこれ考えているうちに、月日はどんどん流れていきます。

このような種類の相談で鍵を握るのは【本人の決心】です。実家の所有者の決意・決心が定まっていないと、話は進みません。しかしそうは言っても、判断材料がないなかでの決断は難しいでしょう。そこで欠かせないのが【良い相談相手】。ご家族との相談はもちろん重要ですが、一番大切なことは自分自身の考えをしっかり固め、最終的に自分自身で決めることです。
施設入居には、解決しなければならない問題が多くあり、問題解決には介護・相続・不動産など多方面にわたる専門知識が必要になります。そのためにも儲け主義に走らず、最善のアドバイスをしてくれる相談相手に出会えるかが、今後の人生を左右するといっても過言ではありません。
老後の人生を豊かなものにするには、現実と真摯に向き合う勇気が必要です。まずは自分の人生を振り返って、人生の着地点を冷静に見極めましょう。そうすれば、今後の人生の過ごし方も違ってくると思います。

「朝に道を聞けば、夕に死すとも可なり。」
決断しましょう!時間はとても短いのです。